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「あ、ちょっと‥」
私は春風凌の部屋の中に強引に連れ込まれた。
どこか怪しげな笑み。
ガチャン―という鍵がかかった音が鳴り響いた。
「居候する綾乃ちゃんに‥
拒否権はないんだよ。分かる?」
ゆっくりとゆっくりと近付く春風凌に私は後ずさりをし言い返した。
「けど私、男の人と隣の部屋は嫌です!」
「あんた、気にくわねぇ。
この俺様の言う事が
聞けないっつーの?」
さっきと口調が全然違う‥。
この人何‥‥?
―ドン。
私の背中が壁にぶつかった。
「行き止まり♪」
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