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――編入当日の朝
アディは昨日ご飯を食べていないのに気づき朝食を作った。
トーストとスクランブルエッグにサラダと簡単な物だがかなりおいしそうだ。
3分で朝食を終えたアディは、昨日クソ親父が送って来た荷物の中にある制服を着た。
サイク魔法学園の制服はブレザータイプで一般生は紺、特待生は黒である。
着替え終わると、学園長室に行かないといけないのを思い出し、ちょっと早めに寮を出た。
転移魔法を使ってもいいのだが、普通の1年生が転移魔法を使えるなどほぼ有り得ないのでやめておいた。
まだ朝早いためか生徒は見当たらず、一人でボーっとしながらあるいていると曲がり角から出てきた女子生徒に当たってしまった。
------ドンッ!!
???「キャッ!」
女子生徒が倒れそうになるが、素早く回り込み支えた。
アディ「すまないな、すこしばかり他の事を考えていてな...。」
そういいながら女子生徒の顔を覗き込んだ。その女子生徒はニット帽を深々と被っているが、かなりの美少女であろう。綺麗な茶髪に透き通るような白い肌だっだ。
???「///////」
女子生徒はアディの顔を見ると顔を赤らめ俯いてしまった。
アディ「おい、本当に大丈夫なのか?」
再度そう聞くと、その女子生徒は恥ずかしかったのか
???「....だぃ..じょう....ぶ。」ボソッ
といい走り去ってしまった。
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