演劇部

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夏休みに部活の合宿があり、その頃から大分恥じらいがなくなってきた。 10月に演劇の大会があるのでそれに向けて猛練習が徐々にはじまってきた。 セリフを覚えるのは難しく、その上動作までつけなきゃいけないというコトで、とにかく大変としか言いようがなかった。 本番ギリギリまでセリフ間違いがあった。 正直、この状態で本番を迎えられるのだろうかと心配で仕方なかった。 だが、本番を迎えるとみんな演技が生き生きしており、私も普段の練習以上の動きができた。 みんな本番に強い人達ばかりだった。 やりおえた後は達成感で充実しており、みんな満足のいく演技ができたそうだ。 結果はあまり良くなかったが、最高の演技ができただけで大満足だった。 この大会が終わった後、先輩達は引退した。 新しい部長を誰にするかという話し合いで、 『お前が部長な』 と、顧問の先生に勝手に命名され、頼りない私がこれからの部長を努めるコトになった。
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