高校日記

サボり

クラス替えをしてから、学校に行くのが憂鬱になっていた。

なんとなくクラスに馴染めない。

クラスの雰囲気が合わない。

ただそれだけの理由で授業をサボるようになり始めた。

はじめは保健室で仮病を使って休んでいたが、何度もその手が使えなくなったので、トイレでサボるようになった。

友達と二人でサボるｺﾄが多く、トイレなどで雑談しまくっていた。
時には先生にバレて怒られるｺﾄが何度もあった。
そのたびに担任の先生には迷惑をかけまくった。

ある日、担任の先生が休みの日、私と友達は早退したいねと話していた。
副担任の先生に体調が悪いので早退したいと話した。いつもサボっているので先生は早退を認めてくれなかった。
そこで私たちは無断早退をするｺﾄを決意した。
休み時間中にカバンを持ち、生徒玄関は放課後まで閉まっているので職員玄関へ向かった。
靴を履いて玄関を開け、猛ダッシュで学校を後にした。
学校から大分離れた所で二人して笑った。
今までこんなｺﾄするなんて思わなかったから、緊張と妙な解放感でいっぱいで笑えたんだと思う。

この時なんだか自由になった気がしたんだ。