運命の本

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デザートまで平らげた俺は食堂からでた。 (さて、疑わしいが12時に図書室にいくとして…まだ時間があるな…腹も膨れたし、一眠りするか。) ルチアはベットに倒れこんでそのまま寝てしまった。 ふと夜中に目が覚めた。 「んっ…はぁ~あ。ぐずっ…ねみぃー」 目をこすりながらルチアがベットから起き上がる。 「今何時だよ…?」 ベットの横のテーブルにおいてある時計を見た。 「11時52分?!」 (やべー…早く行かなきゃ間に合わねぇー。) ルチアは急いでベットから飛び起き図書室へと走り出した。 「危ねぇーギリギリセーフ!」 肩で息をしながらルチアは図書室の扉を開けた。 すると中には黒いフードつきマントを来たやつがたっていた。 「お前か?俺にこんな手紙よこしたやつ!こんなとこに呼び出してどうするつもりだ?つうかお前は誰だ?なんのつもりでこの手紙を俺によこしたんだ?」 立て続けに質問を浴びせるルチアに対してその謎の人物がいった。 「そなたは人間界に行きたいのであろう?」 (声のかんじからして男だな…それにこの声どこかで…) 疑わしい目つきでルチアはその男を睨みつける。 「そうだけど…なんでお前が知ってんだよ?!…クラウスか?クラウスなのか?!」 半ば興奮しながら叫ぶルチアに対し、謎の男は話を続けた。
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