俺様の名前はジーザだ!

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前回のおさらい…。 ルチアこと俺は謎の扉の中に入っていく変な男を追いかけて魔本の部屋と続く扉に入っていった。 そこには通路があり俺たちは奥まで進んだ…すると男が俺の右手の甲をナイフで斬りつけてきた。 俺の血で扉が開き二人で扉の中に入った。するとそこには魔本が…。(詳細は省略) ここまではよかったんだ…。 いやっ!良くないけど! 今俺はなぜだか生意気な黒い猫と睨み合ったまま動けない状態にあった。 (ちきしょーこいつ…何睨んでんだよ!) 少しの沈黙が二人の間に流れる。 すると猫が…、 「おい、そこののろま俺様のことを睨むなんて一万年早いんだよ。」 「なっ!てめーこそ睨んでんじゃねー!!だいたい俺の名前はルチアだ!!のろまじゃねー馬鹿猫。」 (先こされた!!) どうやらルチアは先手を切りたかったらしい…。しかし、黒い猫の方が一万枚くらい上手だった。 「ほぅー。俺様にそんな口の聞き方するやつは久しぶりだな…。」 猫は楽しそうに笑った。 「俺様、俺様ってお前は何様だ!」 きれるとこはそこ?っとつっこみたくなるようなルチアだった。 すると黒猫は大きな欠伸をした後ルチアを見ながら言った。 「俺様の名前はジーザ!てめーなんかよりよっぽど長く生きてる。目上の者は敬えっておめーのオヤジは教えてくれなかったか?小僧。」
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