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幽霊なんて存在を信じていなかった私は、同意書にサインしました.
とにかくその日はとっとと寝たかったのです!!
疲れていた、というのもあるのかもしれませんが.
部屋はベッドが一つ.ユニットバスがついてました.
そして、部屋に入ってすぐ右に見える小さな絵.丁度、ベッドに寝ると前に見えるような位置でした.
部屋に入ると、変な感じがしました.しかし、それは自分があんな同意書を見せられたせいで変な先入観を持っているからなんだ、と自分に言い聞かせました.
その後すぐ、変な好奇心が湧いてきました.
良くTVで言っている、「出る部屋の絵の裏にはお札が貼ってある」というもの.
「本当かな?」
私は絵を裏返してみました.
ありました.
お札が.
・・・・.
急に背筋が寒くなっていきました・・・
小さな絵はしましまの模様が変に歪んで描かれていました.
・・・.
夜中、ホテルのレストランで適当に夕食を食べ、部屋に戻ってくると、最初来た時よりも少し、違っているような気がしました.
私は歯磨きをし、目覚ましアラームをセットして寝ました.
その時、気づきました.前の絵は「マジカル・アイ(立体視)」で描かれていたのです.
(続く)
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