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美冬「まあまあこの婚約指輪を使うかどうかは二人に任せるから落ち着いて♪」
そう言って美冬は白夜を落ち着かせた
白夜「………わかった………」
白夜は渋々頷いた
奈々「………あの~それでなんで封印の腕輪を私達に?」
そう二人共すでに上級の腕輪を二つ付けているのだ
白夜「………」
美冬「まぁ二人共上級二つよりは最上級一つの方が良いでしょ?……………それだけではないけどね」
奈々「まぁ言われてみれば確かに一つの方が楽ですしね」
最後の方は奈々には聞こえていなかったようだ
その後二人は腕輪を付け替え教室へと向かった(指輪は白夜が持つことになった)
二人が出て行った学園長室では美冬ともう一人の話し声が響いていた
美冬「そろそろ奈々ちゃんにも話した方が良いかもしれないわね?」
???「そうね…………あの子にも無関係ではないのだから」
美冬「貴女から話すの? 【楓】」
この美冬の話し相手こそ桜華学園理事長にして奈々の母親【日向 楓カエデ】である
楓「そのつもり……だけど……」
美冬「だけど?」
楓「白夜君が奈々に言ってくれるのを待った方が良さそうね」
美冬「そうね♪」
二人は優しい笑みを浮かべていた
奈々「………白?」
白白「何だ?」
奈々が足を止めて白夜に聞いた
奈々「教室……何処だっけ?」
白夜「…………はぁ」
可愛く小首を傾げて聞く奈々に白夜は呆れてため息をついた
白夜「こっちだ」
白夜は奈々の手を引いて教室まで連れていった
教室で美紀の冷やかしを受けたのは言うまでもない
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