演じる人形

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 今日も自堕落にすごした。時間がゆっくりと進む気がするこの感情は、なんなんだろうか。  何もしてないからゆっくりと感じるだけ?時間が本当にゆっくり進んでいる?そんな訳ないか……そう。わかっていた。  この感情はーーー。  放課後になった。クラスメイトは、一連の事件も関連して暗くなる前に帰るようだ。  私は、と言うと帰る友人は、いない。  みんな死んでしまった。 「ハァ……。」  高い所に行きたかった。自殺願望では、ない。死に近い場所に行きたいだけ。  本来なら多数の高校と同じ立ち入り禁止なのだがあまり気にも止めなかった。  屋上の扉は、鍵もかかっていなかった。静かに開けた時、ほんのりと死の香りがした。 「黙っててっ!!」  そこには、私の顔を見るなりその一言を言った女子がいた。 「ーーーー。」  学内でも優等生として知られている女子だった。殺した。
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