序説

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二人もまた盗みで生計を立てていた。 二人は教育を受けてはいないが 元々拾ってくれた人が教師の家に住み込みで働いていて 主人が寝静まった頃 一人書斎から本を取り出し読んでいた。 その頃のことを自慢げに話していたので いつの間にか全てを二人は吸収していた。 一方、富裕層は生活に陰りが見え始め生活の質が下がったことによる不満を口にしていた。 その穴埋めとして 土地と奴隷を政府は与えていた しかし場所も人も数には限りがある。 人間とは愚かなもの 無い物を欲し、隣接国へ戦争をふっかけようとしていた。 そんな中ある人々がこっそりと誰にも気付かれることなく活動していた。 その集団の名は、 『ウェポンオブマジシャンズ』 そんな中今日も二人はいつものように日々を過ごしていた……
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