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それはつい2週間前のことだった。
「こっちだこっち!」
「何だよ?そんなに急がなくたっていいだろ…。」
朝早くから呼び出されたティムが変な模様が描かれた路地に案内されていた。
そんな時、とあるさびれた店からこんな声が聞こえてきた。
「まさか、ステファノス。あなた、正気ですか!?
『彼ら』を戦場に送り込むなんて!?」
少し落ち着きのある声が、静かになだめた
「しかたなかろう、あの最強とうたわれたシェナーの隊までもが壊滅状態なのだ。我々の隊もいつ召集がかかるかわからん。なにしろ人員不足だからな。」
「しかし…」
「ではこの事態の打開策はゴードン、君にはあるのかね。」
「ぐ、……。」
なにやらややこしい話が永遠されている
二人は耳をそばだてて聞いていた。
するといきなり若い男が店から出てきた。
すぐさま近くのごみ箱のかげに隠れたが
気配に気付かれた
「そこにいるのは誰だ!!」
とそのとたんごみ箱がまたたく間に吹き飛ばされていた。
「こ、子供!?」
その時ゆっくりと店から出てきたもうひとりの男が驚いた表情で、
「何と言うことだ……。」
ティムとフィレルは
何を話しているのか理解出来なかったので
ただ彼らを呆然と見つめることしか出来なかった。
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