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裕也
《デコリンご来店~🎵今日もテカってま~す🎵(笑)》
涼介
『(あぁ…いつもよりテカっとるな🎵(笑))』
裕也
《今日のご指名は誰やろねぇ~🎵華香かぁ⁉みつよかぁ⁉》
涼介
『(どっちも不人気やないか💦(笑))』
店員
『3番カウンターさん、夢乃さんご指名で~す‼』
涼介
『(ナンバー3か…堅い線で来たの…‼)』
裕也
《おもんなー…》
恵太
《暇やからって遊ぶなっ💦💦》
涼介・裕也
《はーい💦》
涼介は仕事を再開した。
客のデコリンは…
食べ物などをどんどん注文しながら、延長を繰り返した。
涼介
(もう何セットおんねん…もしかしてオーラス(オープンからラストまでいる事)カマすつもりかぁ?金持っとんなぁ…アイツ。)
その時…
夢乃
『スンマセーン‼』
涼介
『はいっ‼』
女の子に呼ばれ、涼介はデコリンの席までやってきた。
夢乃
『水月(すいげつ)ボトル一本持ってきてやぁ、涼ちゃん✨』
涼介
『了解しました。お客様、水月一本でよろしかったですね⁉』
客・デコリン
『おー‼水月や‼……お⁉兄ちゃんガタイよろしいな⁉免許持っとるかぁ⁉』
涼介
『は、はい?』
デコリン
『免許あるんやったら、ウチの会社来いや‼トラック乗った事あるかぁ⁉トラックはエエどぉ⁉若い奴が欲しいねん‼どや⁉ワシの会社来い‼』
涼介
『いや…あははは…考えときます…💧』
デコリン
『おう‼ほな、おっちゃんの名刺渡しといたるわな‼』
そういうと、デコリンは名刺を取り出し、涼介に渡した。
《㈲マルトモ冷凍輸送 代表取締役社長 友田 浩輝》
涼介
(なんや💦運送屋の社長やったんかい💦そら金持っとるわな💦)
『あ、有難うございます💦』
友田
『かめへんかめへん‼ほな、よろしゅうにな‼』
夢乃
『ほな、水月たのむなぁ✨』
そして…
バイトを終え、家に帰った涼介は、貰った名刺を見つめていた。
トラック…か。
涼介は、父親の事を思い出していた。
一度出て行ったら、一週間は帰って来んかった。
誕生日も…
クリスマスも…
夏休みも…
冬休みも…
年末年始も………
お袋と、妹の3人で過ごしとったな…。
たまに帰って来ても…
酒ばっか飲みくさって、寝とるだけやった…。
せやけど……
酔っ払って話してくれる土産話が…
大好きやったな…。
エエ顔して話しとったな…オヤジ…。
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