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「ええっ!?」
「…そこまで驚かれるとさすがにショックだな。」
「ゴ、ゴメン…、でも…。」
「なに、強要してる訳じゃない、お前が嫌なら他人でも良い。ただ…」
「ただ…?」
「家族って方が気使わなくて良いだろ?」
「あっ…///」
彼女はうつむいてしまった。
耳はペタンとたれさがり、しっぽはクルッと丸めている。
…可愛い。
今さら言うのもなんだが彼女は綺麗じゃなくて可愛いと言った方がぴったりかもしれない。
…イカンイカン、話がそれてしまった。
彼女はうつむいたままモジモジしている。
「おい。」
「にぁい!!」
彼女は変な奇声をあげて答えた。
「どうするんだ?家族が良いのか赤の他人として暮らすのか決めるのはお前次第だ。」
彼女は顔を真っ赤にしてこう答えた。
「…………家族で///」
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