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「どうして出ていくの?ねぇ、どうして?」
あぁ、神様、居るんならここにいる天然娘を説得させてください…。
まぁ、俺は神の存在なんて信じてないけどな。
そう思いつつ俺は振り返り
「よく考えてみろ。今からお前は着替えるんだ、服を選んで、それにお前は女だ。そして俺は男。これで分かっただろ?」
完璧な説得の仕方だ、これなら神様も納得s「どうして私は女で、相馬が男だからって部屋を出ていくの?」
…神よ、恨むぜ。
「もう一度考えてみろ。別に男と男、女と女となら着替えを見られても恥ずかしくないだろ?だけど俺は男でお前は女だ。たとえお前がよくても俺がダメなんだよ…。」
ここまで言ったら分かってくれるだろ…
「…別に見られてもいいのに。」
…うん、聞こえない。俺は何にも聞いてない。
「とりあえず着替えとけ。準備が出来たらリビングに来い。それから買い物に行くから。」
そう言い残すと足早に部屋を去った。
…よく耐えたな、俺の理性。
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