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あれから30分…
俺はサングラスをかけたおっさんが「明日来てくれるかな?」なんてある意味でストーカー紛いの事をしている番組を見ていた。
「いくらなんでも遅いな…」
「いいとm…」ピッ…
俺はテレビを消して部屋に行くことにした。
「…やけに静かだな。」
今は俺の部屋の前、しかし俺の部屋の中からは物音ひとつしない…
コンコン…
…返事なし。
コンコンコンコン…
…返事なし。
「入るぞ~。」
じれったくなった俺は部屋の中に入った。
「……。」
誰もいない。
俺のYシャツが脱ぎ捨てられてると言うことは着替えたと言うことだよな?
…それともう一つ。
この不自然に膨らんだ俺の布団はなんなんだ…。
しかも規則正しく上下に動いている…
「全く…。」
俺はその布団を剥いだ。
「起きろ…霧音。」
「うみゅ~…」
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