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「…ふぇ。」
俺は優しく霧音の髪を撫でた。
「俺がそんなことで怒ると思ったか?むしろ嬉しいくらいだぜ?流石に今の行動はヤバイと思ったけどしっかりと霧音は俺のことを考えてくれる、それだけで俺はよかったと思う。」
「ふうぇぇぇ…。」
そう言った瞬間霧音が抱きついてきた。
「ごめんなざーい!…うっ…えぐっ…。」
そんな霧音を俺は優しく撫でていた。
「…落ち着いたか?」
「…ふぇ…うん…。」
「そうか、なら買い物にいくか?あれから結構時間たっちまったし…。」
あれから一時間、ようやく泣き止んだ霧音に俺は言った。
「…うんっ!」
眩しいくらいの笑顔で答えてくれた。
そんな霧音にドキッっとしたことは誰にも言えないな…。
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