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それから俺たちは服を見に行った。
「…じゃあ、霧音。選んでこい、俺はここで待ってるから。」
そう言う俺に霧音は、
「兄さんも一緒じゃないんですか?」
…そうなんだけどな?
「後でいくらでも付き合うから今は自分の好きな服を買ってこい。」
…正直疲れたんだよな。
「…うーん…分かりました。でも次に行くお店には着いてきてくださいね?」
「…分かった。」
俺がそう言うと霧音は店の中に入っていった。
この時こんな約束をしていなかったらあんな目には遭わなかったとこの時の俺は知らなかった。
「よう!相馬!」
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