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…今、俺はかなり顔が赤いだろう。
なぜなら…
「こんなのはどうですか?兄さん♪」
「………。」
目の前で霧音が着替えているからだ。
…しかも、下着姿で。
何故こんな事になったか?それはさっきのことだ。
~~~~回想~~~~
『…いいか?俺は男だ。なのに何故、ランジェリーショップに着いていかなきゃならないんだ。』
『…ふぇ、だってさっき兄さんが言ったじゃありませんか。私が次にいくお店に着いてきてくれるって。』
『…あれはだな、その場のふんいk『私の事なんてどうでもいいんですね…グスッ…。』…わかったから泣くな。』
『なら行きましょう♪』
~~~~回想終了~~~~
こんなことがあったからだ。
…そりゃ、俺だって男だ。嫌な気分ではない。
…だか、周りから「何してるのかしらあの子。」やら「あの女の子、『兄さん』って呼んでたわよ。妹になんて事してるのかしら。」的な目で見られているから正直ここに居たくはない。
しかし、
「これはどうですか♪」
…目の前には楽しそうな霧音の姿がある。
そんな霧音をおいていくわけにはいかない。
そんな心境を抱きながら俺は周りのおば様方からの死線を浴びながら微妙な空気に堪えていたのだ。
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