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何気なく近づきそれを手にした…
「うわっ、酷いな…誰か落としたのか?」
ぬいぐるみはぐったりとうなだれ、まるで捨てられた子犬のような感じを出していた。
「…仕方ない、綺麗にしてから持ち主のところへ返してやるか。」
俺はそのぬいぐるみを抱え自転車をこいだ。
変える頃には身体中びしょ濡れで汚くなっていた。
「くそ…でもちょうどいいか、こいつも一緒に洗っちまおう。」
風呂の準備をして相馬は着替えを出した。
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