夢現つ

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春の陽気を引きずって 二人いつまでも微笑んでいる 雨も降ったし 風にもなびかれた それでも手を放さない 目が合えば笑顔になり 街を歩けば手を繋ぎ 離れていても傍に居る錯覚があるほどに 寝ても覚めてもずっと酔っているような 心地よい日に呑まれるような 夢のような日常を満喫している やがて夢から覚めた時 そこに誰が居るのか 今はまだわからないけど もし希望が叶うなら 夢にうつろう目も覚めるだろう 春夏秋冬変わりゆく季節の中で いつまでも手を繋ごう
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