いらっしゃいませ

5/6
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
破壊の謡が あ る 日突然に 世 界 に谺する 叫に………………なる… ……なる… …… …なる………   なる   示しましょう 落ちましょう 示しましょう 落ちましょう 示しましょう 落ちましょう 死にましょう   黒い太陽が 海燃やして 空を焼いた 嗚呼   ただ歩くのみ 闇を進むのみ 盲目の奴隷 ただ歩くのみ   烏の、瞳孔に 輝また射さぬように 天を仰ぎましょう 淵で拝みましょう 空蝉は、模する物 垢色の闇路を刺す 逝き絶えた血潮の唄   黒い太陽 ………燃やして 焼いた   ただ歩くのみ 闇を進むのみ 盲目の奴隷 ただ歩くのみ     一寸、見えぬ 眩む崖の上舞う 天を仰ぎましょう 淵で拝みましょう 正鵠、枯れ木散り布く 後ろの無い崖 踏み外しそして奈落へ   しにましょう ににうつろに まはまぼろし しれんしごく ようやくよみ うつろのごう
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!