学校

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授業中だから廊下には誰も居なくて、私の歩く音だけが静かに響いていた .....切実に、今が授業中でよかった *** 「失礼しまーす」 移動中、沙也香は目を覚ます事もなくそのまま保健室に着いた 室内には先生しかいなくて、ちょっとホッとした(誰かいたらまた騒がれるかもしれないから) 「はーい....って、どーしたの君」 「まぁ、ちょっと」 机に向かって何か書いていたらしい先生の後ろを通ってベッドの所まで行き、そっと沙也香を降ろした 私の方を振り返った先生は驚いた様子だったけど、とりあえず知らない方向で 「何か、貧血みたいで。心配なんで僕ここに居ます」 教室に戻りたくない私はベッドの近くにあった椅子に座ってそう言った .....けど、 「まぁまぁお待ちなさいよ、この俺の許可なしに居座っていいと思ってんのかな?ん?」 ニコニコと人の良さそうな、だけど中身は真っ黒な笑顔を浮かべながら近付いてくるこの人、伊藤 梓(いとう あずさ)先生は学校1のドS あ、ちなみに男の人です .......この人が素直に許してくれるハズもなく 手首を掴まれたかと思えば沙也香が寝ていない方のベッドに連れて行かれ、強引に押し倒された
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