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「あの方は何処にいるのかしら?」
少女はアオを探して歩いていた
道行く人々は少女のイロに見惚れている
アカの世界には似合わない「シロ」
眩しすぎる「シロ」
少女はそれに気づかないまま歩いていく
「お嬢さん、お嬢さん」
誰かが話しかけた
「何かお捜しですか?」
「ある方を捜しているのだけれど、ご存じないかしら?」
少女は尋ねる
「その方ならあちらに行かれましたよ?」
その人物は
「血池ノ森←→赤ノ城」
と、書いてある道標を指した
「血池ノ森に歩いていったのを見ましたよ」
「ありがとうございます、親切な方」
少女は歩いていく
真っ赤な森の中へ
そんな少女を追う者が後ろに・・・・
「あの子は・・・もしかして・・・・・アハハッ、楽シクナリソウダ」
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