血池ノ森

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サクサクサクサク・・・      歩く音だけが響く      「君は・・・・」     「え・・・?」      青年が話し出した      「君は、どうして池の名称が(血池ノ)だと思う?」      投げかけられた疑問に少女は答える      「それは・・・・私には分かりません」      「そっか」      青年は笑ったままだ      笑顔以外に表情は見ていない       「ま、でも。言わないでおくよ。君に話すには酷過ぎるからね」      「・・・?」       「知らなくていいって事さ」       青年は笑う      
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