崖のシタとウエ。

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足掻けば足掻くほど 醜くなった。 叫べば叫ぶほど 遠退いた。 願えば願うほど 笑えなくなって いつしか生きる意味を 見出だせなくなっていた。 誰にも好かれない 醜い自分が 不様で憎くて 許せなかった。 何も残さず消えるコトが 何よりの願いだった。
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