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蓮「ぐっ」
動きが鈍った蓮に龍也が容赦なく緑龍剣を振り下ろす。
だが龍也は途中で剣を振り下ろす手を止め、後に跳びのいた。
それと同時に群青色の槍が龍也のいた場所を貫く。
龍也「あっぶねぇ」
水月「油断は禁物ですよ」
水月は龍也に向かって笑った。
光夜「お前もな」
背後から光夜の声がし、水月は急いで振り向いた。
すると蓮と紅雷はいつの間にか気絶しており、唯一立っている深もふらふらだ。
水月「嘘……でしょ?あんな一瞬の間に何があったって言うのよ?」
光夜「俺が跳び上がって明日香が攻撃、それをガードに入った事により紅雷に隙ができる。そして体制が立て直ってない深もろとも魔法で一掃。その直後、体全体を雷の魔力で強化して移動速度を上昇させて、蓮に一撃加えて気絶させたんだよ。まぁ深だけは倒れなかったけどな……そんでもって……」
水月の頭に聖蘭が矢を突き付けた。
そしてふらついている深の頭に明日香が銃口を突き付ける。
光夜「チェックメイト」
光夜はニカッと笑った。
水月「また負けた……」
光夜「まだまだ親は越えらんねぇよ」
光夜は深、紅雷、蓮に治療を施しながら言った。
水月は悔しそうに俯いた。
結局今回のサバイバルは光夜が圧倒的な強さで優勝した。
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