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(触んなよ)
『金…あんの?』
男は得意気に財布の中を見せる
(ふ~ん)
『…良いよ』
私は章吾に断りのメールをして男と遊んだ
もちろんヤる事はヤった
(あ~何か最近増えてきたな…誰消そう…でも金とか欲しい物はまだあるし…)
私は携帯を睨みながらフラフラと歩いていた
「…いらっしゃい、夏希さん」
『は?』
私はいきなり名前を呼ばれ、顔を上げた
そこには薄暗い道にフードを被っているのか
顔の見えない人影が机を挟んで座っていた
(んだこいつ?気持ちわりぃー)
『んで私の名前知ってんだよ』
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