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「…アラアラ、タバコは良くないですよ?」
私の横にあいつがいた
『おまっ!!いつから!?」
「私は『必要』とされたとき『運命の変わり目』の時にしか現れません」
相変わらず顔は見えなかった
『お前、前に大切な者を失うって言ったよな?』
そいつは黙って頷いた
『…章吾が死んじまった』
「それはお気の毒に」
こいつの声は全然気の毒そうに聞こえなかった
『お前知ってたんだろ!?あんで章吾を助けてくれなかったんだよ!?』
さっきまで隣にいたはずが、50メール離れた所に立っていた
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