夏希

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「占い師とは他人の運命をこの手で変えてはならぬ者、占いとは悪魔でヒント…己の力で変えてみなさい」 『意味解んねぇーよ!』 「解らぬのならばそれも運命、最後の忠告です」 あいつの姿が消えた 「…今日の晩、己の欲望に、打ち勝ちなさい、己の身を守りなさい、でなければ…貴方の大切な物が奪われますよ」 私はただ呆然と立ち尽くしていた 『また、大切な者かよ…もう、いねぇーよ』 私はユックリと家へ向かった 「な~つきちゃん」 後ろを向くと駅で知り合った男がいた 『んだよ?』 「ちょっと一緒に来てくれないかな?」  
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