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「美呼ちゃん!こいつに泣かされたらいつでも言ってね!ぶっ飛ばしてやるんだから!」
「美呼、片桐がいなくなっても寂しいなんて思えない大学生活にしてあげるわ!」
中学からの親友の二人は、学部は違えど、春から同じ大学へ通うことが決まった
二人はいつだって、こうして私の背中を押してくれる
いつだって、こうして私を支えてくれる
「ありがとう」
だから、私も素直にありがとうが言えるんだ…‥
今度はちゃんと純白のウエディングドレスを着て、ブーケを投げたいな…‥
二人にも、幸せになって欲しいから
「合コンとかしよっか?」
「香織ちゃんいいねぇそれ!!もちろん美呼ちゃんも一緒に!」
「当然!」
「おいこら!そこ!ちょっと待て!」
香織の合コン発言にちょっと待ったコールをするのはもちろん大和
さっきまで隣で彰と隼斗とジャレていた大和が慌ててこちらの会話に入ってくる
「合コンなんて認めねーぞ!変な男を美呼に近づけんじゃねー!」
「はぁ?美呼ちゃん置いていく男が偉そうに!」
「…‥ッグ…‥」
「片桐よりもいい男に巡り合うかもしれないでしょ?」
満面の笑みを浮かべて言う優と香織
纏うのはブラックオーラ
噛み付いたはいいが、痛いところを付かれて悔しそうに押し黙る大和
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