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「んふふふ」
「アル……嬉しそうね」
「そらもお、完成まで何日何ヵ月かかったか！」
おーお、なんて晴れやかな笑顔。ガッツ・ポーズまでとっちゃって、まるで遠足ではしゃぐ小学生ですよ、この御方。
(180クリアの堅太り体型でマフィアな容貌プラスこのスマイル。……知らない奴が見たら速攻で逃げますやんねぇ)
「で、要するにアータは、自慢のプラモの進水式やりたかったわけね。この糞寒い河川敷に、わっざわざ人を拉致って来てまで」
「たまにゃ陽にあたンねえと黴生えるぜ。それにィ、セレモニーに花は付き物だろがよ」
嫌味ちくちくな僕の台詞をさらりと躱しなさりやがり、極道営業課長は当然の如く返答なすった。
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