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カルア村 昼 宿屋
「う・・・・ん。あれ?ここは?社は?」
クノアが目覚めた場所はなんと宿屋だった。
「おはよう。ほんと長く寝ていたねぇ。まぁ、グレドラ様とだから疲れるのも無理ないかね?」
女将さんが何かに餌をあげながらクノアに気付いた。
「そうなんだ。グレドラ様はめっちゃ強くてさ。・・・・??で、何をしてるんだ?」
視界がやっと回復し終えた時に、やはり女将さんは何かに餌をあげていた。宿屋にはペットなど飼えないはずなのだが、
「まったく、あんたもひどいねぇ。この子がここまで助けを呼びに来たから今のあんたがいるんでしょうに」
なんとペットらしきものの正体はあの時のドラキーだった。
「・・・・・・」
「ほんとあんたの頭はおめでたいねぇ。ドラキーは、自分の見た記憶や悪夢などを相手に見せたりすることが出来るんだよ。まぁ、夜行性だけあって、昼はさすがに行動力に限度があるんかねぇ。」 そう言うとドラキーをおいて下に降りていった。
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