*01.M

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「おい、もも!なに固まっとるんや。久々にあったんやから挨拶位したらどうや」 おとんの言葉で、我に返る あかん、しっかりしないと。 「ええっと、ゴブサタシテマス」 声を絞り出して言葉を返した。 「おい、なんで片言やねん 笑 俺の家族に外人はおれへんでー。」 そういうて柔らかく笑ったその人は あたしの会いたくて、でもその分会いたくなかった 私の兄。 「おとんは完全出来上がっとるけど、そんなとこに居らんとこっちに来いや。」 「…おん。」 .
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