*01.M

19/26
前へ
/250ページ
次へ
お前は昔から頑固やからなーと、お兄ちゃんはふっと笑った ーーーあたし何か普通に喋れてるやん。 そう思ったとき 「なぁ…もも彼氏は?」 予想もしてなかった言葉が投下された 「お、おれへんよ?」 居る訳ないやんか。 機会が無かったわけやないけど、付き合ってみても長くはもたへんかった。 だって心の中でいつもお兄ちゃんの存在が引っかかってたから 「何どもってんねん。」 お兄ちゃんは変な奴、とクスクスと笑う。その光景に何故か胸が切なくなった 「何もないーっ。 そういうお兄ちゃんはどうなん?」 .
/250ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加