*01.M

26/26
前へ
/250ページ
次へ
「ね、眠いんやろ? はよ、自分の部屋行き?」 自分の鼓動が早い。 触れた所からバレてしまうんちゃうか 「いややっ。 もぅちょっとこうしてて…?」 めっちゃ甘えたになってるやん! 酔うてるからやって解ってるのに、早まるばかりの鼓動 ヤバい、もぅ心臓こわれる 「ほら、はよ寝るで!」 思い切って立ち上がった。 すばるは支えがなくなった事でそのままソファーに倒れ込む 「むー…なにすんねん。」 「あたしは明日仕事やの!よい子は寝る時間や。」 無理に明るい声をだして、ごまかす為に空になった缶を片づける 「そんなとこで転がってても疲れとれへんで? ちゃんと自分のベッドで寝なあかんよ」 「もーわかった!言う事おかんそっくりになってきたなー。 んー…じゃあ、おやすみ。」 「おやすみ、すばる」 すばるが部屋に向かったのを見送って、あたしも自分の部屋に行く。 肩に残ったぬくもりを感じながら眠りにおちた。 .
/250ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加