序章

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美桜 「‥お姉が言うこと、分からないではないよ‥でも、でもっ‥」 里桜 「‥はぁ、だったらもう一回、人間界へ行ってきなさい、ちょうど大天使様からの命もあるの」 美桜 「大天使様‥から?」 里桜 「一人の人間を必ず幸せにしなさい、一人と限らず幸せにした人間の分だけ昇級することができる‥だって」 美桜 「‥いく」 里桜 「え?」 美桜 「行くよ、私‥必ず行く」 里桜 「これで失敗したら泡になるのよ?」 美桜 「わかってる、でも‥私は行く」 里桜 「‥アンタはいつも言い出すと聞かないのよね。‥わかった、行ってらっしゃい、必ず成功、しなさいよ」 美桜 「勿論」 里桜 「ちなみに荷物は人間界の時間空に浮いてるから」 美桜 「了解です!なら行ってくるね」 (美桜、その場から去り里桜だけになる) 里桜 「‥次に失敗したらあの子は泡になる‥大天使様、どうかあの子に成功を‥」 (美桜、天界の大門の前に付き) 美桜 「私は必ず成功させてみせる、必ず成功して、今度こそあの人を‥」 (美桜、ゆっくり呼吸をし凛と目をひらき) 美桜 「天界の大門よ、我の思う命(ミコト)の元に!」 (大門の扉が開かれ美桜その中の光に取り込まれる)
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