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「うわあっ!すごーい!由美、由美っ!いくらとかウニとかいっぱいあるよ!!」
「分かってるよ」
「どれ食べよう?」
「お好きにどーぞ」
クスッ、っと由美は笑い、無邪気にはしゃぐハルを見ていた。
「あー、カニもいいっ」
「・・・嫌がってたくせに」
「へ?」
「なーんでもない」
ボソッと言った由美の嫌味は美味しそうな食べ物を目の前にしてはしゃぐハルには、届くはずもない。
「なんでも良いから、早くしてよね。時間決まってるんだから!」
「はいはい。まあそんな焦らないっ、由美ちゃん」
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