突然の出会い

2/7
49人が本棚に入れています
本棚に追加
/195ページ
広い。 でかい。 ハルが大学を目の当たりにして、受けた印象。 なんだか、本当に頭が良くて将来に役立ちそうにも思えるような、感じだ。 そりゃ、素人との感覚とも言える。 「すごい大きいねえ~」 口を半開きにして、一点を見つめたままハルは言った。 「あんた、どんだけびっくりしてんのよ」 「だって本当に大きくて綺麗な大学なんだもん」 「まあ、有名っちゃ有名だし、せっかく行くならね。だから何も犠牲にしないって言ったでしょ?」 「確かに」
/195ページ

最初のコメントを投稿しよう!