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「もうすぐ…もうすぐしたら……君の世界を、色を…変えてあげるからね」
白い世界にたたずむ二人
少女はそう言い、顔を上げた。
その少女の顔は……
世界が変わった。
目の前には先生の顔。
寝てはいけなかった鬼塚先生の顔。
しかし大の大人が泣くほどの形相ではなかった。
俺はまだ普通の生徒だ。
少し不良なだけ。
しかもこの先生の授業で寝たのは初めて。
俺はこう言った。
「徹夜続きで体調悪いんで、保健室行ってもいいですか?」
本当に徹夜続きで疲労がたまり、倒れそうな感じに言った。
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