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俺は家…アパートの自分の部屋の鍵を出し、部屋に入る。
家族と…皆と暮らした家は運悪く、三つ隣りの家から出た火により、焼かれてしまった。
思い出の残る家は焼け、残ったのは美香がよく付けていた可愛いハートの飾りがついたブレスレット
そして両親が死に、火葬される前に預かっていた両親の結婚指輪。
それだけだ。
あとは炭になった。
ほとんど消え去った。
親戚の方々は親切な人ばかりで、俺のわがままを聞いてくれた。
一人暮らし
一人でも俺は生きていける。
天国の家族を心配させたくない。
そのために、俺はアパートに住みたいと言い、それを許してくれた。
本当に良い人達だ。
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