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「理恵!美味いぞ!コレすごい美味いぞ!!」
本当に美味い。
困った。これから俺の料理が食えるか心配になってきた。
目の前の少女…理恵は小さな胸をはりながら、
「自信作だもん!」
と言っていた。
少し動くだけで美術家が作った作品のように揺れ動くその髪、それ相応の美術家が作った人形のような可愛さに、俺は不覚ながら見とれてしまっていた。
「ふぅ?」
とよく意味が分からない言葉を発しながら、理恵は頭を傾けていた。
俺の顔は今赤い。絶対赤い。
ヤバイ
と思っていた。
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