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「へっへーん!…まずは【私のご飯に惚れさせる計画】成功かな?」
「ん?なんか言ったか?」
私は聞かれたかと思い、平常を装い、
「な、ななんでもないよぉ~!」
両手を振っていた。
私役者には絶対なれないなー
小さな夢が一つ消えた。
まぁいいけど~
そんな事を考えながら、すごい速さで食べてくれる優くんを見ていた。
すると
声が聞こえた。
優くんは何も反応しない。
人の気配に敏感な優くんが反応しないと言うことは…
まさかッ!!
《ふ~ん…この子がターゲット?意外と格好いいわねぇ……ふふっ》
心に直接聞こえる感覚、私はこれを知っている。
帰ってよ!!
《あなたわかってるの?私たちは人間となんか一緒に過ごせないってコト》
う、うるさいっ!!
《なんせ私たちは人間の敵なんだからねぇ…その子も所詮…》
「やめてぇッ!!!」
聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない…
聞きたくない……
やめて…………
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