伍章‐大首、鳴釜、大羽、妖奇
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それから数分後、幸は意識を取り戻した。だんだん頭がはっきりしてくると、すぐに身を刺すような寒さを感じた。 そして輪郭・・・・。ぼんやりとした白と赤の光が、はるか下で模様を描いている様に見える・・・。あれは・・・電灯と信号?? 「うわああっ」 幸は自分の住む町を見下ろしていた。 手を伸ばせば触れる事ができるくらいのところに、雲があった。 そこで、幸は白くてフワフワした何かに乗っていた。
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