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「主様!!一大事ですぞ!」
執事の爺やが慌ただしく、しかし優雅にこの屋敷の主の下へと駆け寄っていく。
「どうしたというのだ?朝から騒々しいぞ。」
まるで一個師団を束ねる長とは思えない穏やかな口調で執事に問い返す。
「坊ちゃまの…坊ちゃまのお姿が見受けられませぬ!」
「今日は休息日であろう。城下街にでも出たのではないか?」
「こ、これを…」
執事は先程から握っていた置き手紙を主へと差し出したのであった…。
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