白の衣装
2/9
読書設定
目次
前へ
/
32ページ
次へ
そもそも中宮大夫になんぞ成りたくもなかった。 兄達は順調に出世し位を上げて行ったが、藤家の御曹司と言えど四男となれば父にも捨て置かれていた。 新しい役を与えられたかと思えば、何が悲しくて兄の大姫の世話係…… 胸糞が悪うて仕方がなかった。 それでも父や兄の機嫌を損ねぬよう、最低限の役はこなさねばならない。 挨拶に参上した二条邸……そこで初めて俺は定子をかいま見た。
/
32ページ
最初のコメントを投稿しよう!
63人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!