桜嵐
7/9
読書設定
目次
前へ
/
32ページ
次へ
なにも、なにも疚しい心無く、このまま道長様を眺められればどんなにか楽だっただろう。 こうして懐仁様の腕の中にいても、道長様の眼差しで、わたくしの心がざわめく、蠢く。 「宮、今宵も清涼殿に……」 「……はい、御心のままに」 耳元で甘く囁く懐仁様の声がわたくしを現世に戻す。 わたくしはこの方に愛され、守られ生きてゆく。
/
32ページ
最初のコメントを投稿しよう!
63人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!