紅の衣装
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わたくしの手をそっと温もりが包む。 「宮の手は冷たいな…」 優しく、わたくしを包み込む懐仁様の温かい手。 「主上……、主上のお手が冷たくなって仕舞われます」 手を握ったまま微笑まれた懐仁様、釣られてわたくしも微笑みを浮かべていた。 握り合った手と手。 見つめ合った瞳と瞳。 わたくしは知らなかった。御簾の向こうよりあの方が瞬きもせず見ておられた事を………
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