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任務当日の朝、私はコンテナの中に入れられました。
なんて狭いんだろう。
私を見送るじいさんも寂しそうだった。
そんなおじいさんが最後に渡したのが、このロケランだった。
ありがとう。
コンテナが閉まると同時に銃声が聞こえた。
きっと爺さんが、父が撃たれたのであろう。
無駄に頭が良いから困るよ。
こんな不器用な手じゃ、ここを突き破って助けて手術!なんて出来ないし。
ほっといても死んじゃうし。
どうこう考えている間にヘリが動いてしまった。
さよなら父さん。
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