幻想記

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いやいや捨ててもすぐに戻って来そうだからこれでいいんだ   窓から奴が帰るのを見届ける   見とかないと不安だ   マジ疲れた   そこに一人の青年が入ってきた   「魔王たじたじやな。元気でいいねーあの子」   こいつは俺の部下だが元勇者だ   まあ変わっている奴だ   こいつが俺を討伐に来たときの第一声は   「女はいないのかよ。華がない華が」だ   まあ女は二人いるんだがな   まあ仲間になった理由も俺の隣国の魔王に惚れたからだが   知り合いの俺が言うのもなんだが可愛い奴だが   それでこっちにつくって軽いな…
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