幻想記

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「冗談はさておき」青年は笑顔でそう言うが いやいや目がマジだったぞと思ったがあえて口にはしなかった 「あの調子ならマジで明日くるぞ。どうすんだ?」青年はそう聞いて来る 「力の差を見せてやる」そう言った 「うわー女の子に手をあげるんだー最低」わーとかえーとかうるさくなった 「あげるか!よけるとかして負けを認めさせるんだよ」さすがに手をあげるつもりがないことを言う 「ふーんまあ頑張って」他人事のように言う 「おう頑張る。やから他の奴らはおまえ等に任せる」笑顔で肩をたたく 「いや」と即答しやがった ……が 「わかった。じゃあいいわ」と言う 「……やけに聞き分けいいな……」疑った目で見る 「いや別に無理にさせる気ないし」
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